ある日、ポストに届いた一通のハガキ。 そこには、待ちわびていた文字が刻まれていました。
「子育てグリーン住宅支援事業 交付決定のお知らせ」
……決 定 ! 思わず玄関先で二度見しました。あの「11万円の申請料がドブに捨てることになるかも問題」に、ようやく終止符が打たれたのです。
■ 担当者の「半分返します」発言を振り返る
少し時を遡ります。 最終打ち合わせの際、オープンハウスの担当者からさらっと言われた一言が、ずっと心に引っかかっていました。
「申請がかなりギリギリなので、もし間に合わなかった場合は、申請料11万円のうち5万円を返却します」
正直、この時は「?」と疑問符。 こちらは提示された過密スケジュールを全てこなし、打ち合わせを1回スキップしてまで帳尻を合わせたのです。「間に合わせるのがプロの仕事では?」という本音を飲み込み、祈るような気持ちで年末を迎えました。
■ 知らないと落ちる「12月31日」の罠
当時の私は「年内に書類を出せばOK」だと思っていましたが、実はもっと厳しい条件がありました。
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落とし穴: 申請時点で、「基礎工事」が完了していることが条件。
つまり、書類だけ揃えても、現場が動いていなければ1円ももらえなかったのです。 オープンハウス側が「とにかく早く契約を!」「着工を急げ!」と急かしてきた理由が、ようやくここで繋がりました。
ハガキに記載された申請日は、12月26日。 官公庁が御用納めに入る直前の、まさにデッドヒート。そりゃ担当者さんも弱気になるわけです。
■ 【比較】2025年 vs 2026年 補助金の「改悪」
無事に40万円(ZEH水準住宅)を確保できた我が家ですが、これから建てる方には少し厳しい現実が待っています。
国の方向性は、すでにZEHを「当たり前」とし、さらに上位の『長期優良住宅や『GX志向型』へ予算をシフトさせています。 「ZEH? ああ、昔は40万ももらえたんだね」と言われる日は、もうすぐそこまで来ています。
■ まとめ:補助金は「情報を掴んだもの勝ち」
今回のドタバタ劇で学んだ、補助金を確実に手に入れるための教訓です。
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「着工条件」を確認せよ: 基礎工事が必要か、上棟が必要か。物理的な進捗が申請条件になることが多いです。
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予算の「消化率」を追え: 補助金は予算が尽きたら終了。公式サイトの「実施状況(%)」を週に一度はチェックしましょう。
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担当者を信じすぎない: 「間に合います」と言われても、自分でも逆算スケジュールを引いて、危機感を共有することが大切です。
■ 結びに
あの時のモヤモヤも、40万円という数字を見れば一旦は水に流せました。 家づくりは、こうした「制度の隙間」を縫うような立ち回りが、数万〜数十万円の差を生みます。
次回に続きます!